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公正証書相談室

自分の死後、遺族にしてほしいことを伝えるとき


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生前から自分の考えを遺族に伝えておく

個人的な日記や手紙などは、本人の死後であっても、他人に見られたくないと考える場合もあるでしょう。このような場合は、それらの処分についての指示を遺言します。遺族などによけいな好奇心を抱かせないように、「処分してほしい」旨の簡潔な記載だけで十分です。また最近、自然葬を望む人も多いようですが、自分の死後、遺骨を海などに散骨してほしいという旨の遺言をすることもできます。自然葬については、法務省と厚生労働省からも「節度ある方法による葬送であれば、違法ではない」との見解が示されています。ただ、散骨場所の近隣住民へ配慮する必要もありますから、思いつきやわがままで散骨に関する遺言をするべきではありません。もっとも、これらの遺言に法的な効力はありません。遺言者の所有していた財産は遺族が相続しますから、どのように処分するかは遺族の自由ですし、葬送の方法も最終的には遺族が決める事柄です。ただ、遺族も遺言者の気持ちを尊重してくれるでしょうから、希望・要望として遺言書に残しておくとよいでしょう。また、日ごろから、自分の考えを家族に話しておくことも大切です。

遺 言 書
 遺言者○○○○は本遺言書により次のとおリ遺言する。
(1~4省略)
5 遺言者の書いた日記および手紙の類はすべて私物であり、誰の
 目にもふれるべきものではない。よって、すべて焼却処分してほ
 しい。
6 遺言者は漁業を生業とし、その人生の大半を海上で過ごしてき
 たといえるが、あらためて死後の寝室を考えるならば、やはり、
 広い海がふさわしいと思う。そこで、遺言者の葬送にあたって
 は、遺骨は分骨して、その半分は祖先が眠る墓に納骨し、残りの
 半分は太平洋にまいてほしい。わがままな願いではあるが、遺言
 者の気持ちを汲み取ってどうか叶えてもらいたい。
平成○年○月○日
東京都○○区○○町○丁目○番○号
               遺言者 ○○ ○○ 印



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