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公正証書相談室

農地の単独相続の指示をするとき


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遺産の分割方法を指定する

各相続人の法定相続分によって農地が分割されると農業経営が成り立たなくなってしまう場合があります。そのような場合には、相続人の中から後継者を1人決めて、その人に農地全部を相続させます。遺贈によっても遺産分割方法の指定によってもかまいません。ただ、農地以外にめぼしい財産がない場合、他の相続人から遺留分を請求されるなどトラブルに発展する可能性もあります。生前から農業経営を続けるかどうかを含めて、家族同士が話し合っておくことも大切です。

遺 言 書
 遺言者○○○○は本遺言書により次のとおり遺言する。
1 家業の農業を引き続き行っていけるよう、農地の全部を遺言者
 の長男○○○○に相続させる。同人は大学卒業後サラリーマンと
 して働いていたが、10年前に脱サラして実家に戻り、その後は遺
 言者の下で農業を学び、農家を引き継いでくれる意思を強く持つ
 に至った。一時は自分の代で農業も終わりかと諦めかけていた
 が、長男○○は頼もしい後継ぎに育ってくれた。同人には新しい
 時代に相応しい農業を展開していってもらいたい。
2 同じく長男○○に、一切の農業用動産及び当面の運転資金と
 して○○農協の遺言者名義の定期預金1000万円を相続させる。
3 その他の財産は、遺言者の長女○○○〇、二男○○○○に均
 等に相続させる。本遺言により両名の相続分は遺留分を下回るこ
 とになるが、両名はそれぞれ公務員、建築家として地歩を固めて
 おり、また農業を継ぐ意思がないことを本人たちも表明してい
 る。農地を細分化することは効率的農業の実施上死活問題となる
 ので、遺留分減殺請求を行わないよう切に希望する。
平成○年○月○日
東京都○○郡○○町○番地
 遺言者 ○○ ○○ 印



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