ホーム > サイトマップ > コンテンツ

公正証書相談室

臓器提供の意思表示をするとき


 スポンサーリンク


自分の思いを正確に記すことが大切

自分が死んだ後は、ぜひ移植を待つ患者に臓器を提供してほしいと思っている人もいるでしょう。特に平成9年に臓器移植法が制定されてからは、そのような意識が高まってきているようです。遺言書のなかにも、臓器提供の意思を明らかにしたものが多く見受けられるようになりました。ただ、遺言書に臓器提供などの希望が書かれていても、こうした記述に法的な強制力はありません。あくまでも個人的な希望にすぎず、遺言者の意思に従うかどうかは遺族の判断にまかされます。ただ、遺言者の意思は尊重されるべきものですから、そうした遺言をするときには、明確な言葉できちんと自分の考えが伝わるように書くことが大切です。なお、臓器提供をしたい場合には、ドナー登録をしておくとよいでしょう。臓器提供に関する問い合わせは、日本臓器移植ネットワーク(一般用電話0120 - 78-1069)で受け付けています。

遺 言 書
 遺言者○○○○は本遺言書により次のとおり遺言する。
  (1~7略)
8 さて、最後に、遺言者の死亡後の臓器提供について次のとおり
 希望するので、妻○○はじめ相続人は遺言者の意思をどうか実現
 するように取り計らってほしい。
(1) 人生の最後の幕に近づきつつある今、自分の一生を振り返っ
 てみると、幾多の人の支えによってここまで来られたとの思い
 がひしひしと胸に迫ってくる。
(2)自分は幸運にも一生を大過なく過ごすことができたが、世の
 中には自己の努力の及ばない不幸や障害を背負って生きていか
 ねばならない人々も数え切れない。
(3)ついては、世間へのせめてもの恩返し、と言えば面はゆい気
 もするが、自分の腎臓を病苦と闘っている患者の方に提供する
 こととしたい。
(4)相続人には遺言者の最後の気持をどうか汲み取ってくれるよ
 う、重ねて希望するものである。
平成○年○月○日
東京都○○区○○町○丁目○番○号
  遺言者  ○○ ○○  印



 スポンサーリンク