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公正証書相談室

虐待した相続人の一人を廃除したとき


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廃除された場合はどうなるのか

被相続人に対して①虐待をしたとき、②重大な侮辱をしたとき、③その他の著しい非行があったときには、その者を相続人から廃除して相続権を奪うことができます。廃除の対象になるのは、遺留分をもつ法定相続人(配偶者、子、父母)だけです。遺留分をもたない兄弟姉妹に相続させたくない場合には、全財産を他人に遺贈してしまえばよいでしょう。廃除は遺言によって行うこともできます。遺言による場合は、遺言執行者が家庭裁判所に廃除の請求をします。廃除された者に子がいれば、子が親に代わって相続(代襲相続)します。

遺 言 書
遺言者○○○○は本遺言書により次のとおり遺言する。
1 遺言者の妻○○○○、長男○○○○及び二男○○○○の長男○○○○の3人に、次の財産を法定相続分に応じて相続させる。
(財産の表示略)
2 二男○○は、これを相続人から廃除する。二男○○は2年前に仕事上の失敗があった後、勤労意欲を全く失い、ギャンブルと酒に溺れた荒んだ日々を送っている。金がなくなると遺言者や妻○○のところに来ては金をせびり、挙げ句の果ては親に向かって「死んで生命保険金を寄こせ」などと罵詈雑言のうえ暴力まで振るい、制止を振り切っては親の年金を盗むようにとっていくことがしばしばである。ついては、わが子ながら、遺言者に対する虐待、重大な侮辱又は著しい非行があると考えるものである。
3 本遺言の遺言執行者として次の者を指定する。
住所 東京都○○区○○町○丁目○番○号
弁護士  ○○○○
平成○年○月○日
東京都○○区○○町○丁目○番○号
遺言者  ○○○○  印



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